「会議は終わったけど、議事録がまだ…」——会議後の憂鬱な時間、よくありますよね。

1時間の会議の議事録を書くのに、別で1時間かかる。しかも、読みやすくまとめようとすると気が遠くなる。

この記事では、Claude Codeで議事録を3分で仕上げる方法 を紹介します。録音した音声を文字起こしするところから、要約して共有形式に整えるところまで、一気通貫で自動化します。

議事録作業の3つの壁

議事録が面倒な理由は3つに分解できます。

  1. 文字起こしが大変 — 1時間の音声を聞き直しながら打つのは苦行
  2. 要点がまとまらない — 話の流れをそのまま書くと長すぎる
  3. フォーマットが面倒 — 決定事項・宿題・次回課題に分ける作業

Claude Codeを使うと、この3つ全部を自動化できます。

事前準備|録音ファイルを用意する

まず会議を録音します。方法はいくつかあります。

  • iPhone/Androidの標準ボイスレコーダー
  • Zoom/Teams/Google Meetの録画機能 — 音声だけ抽出できる
  • 専用のICレコーダー

録音ファイルは .mp3 .m4a .wav など一般的な形式ならOKです。作業フォルダに置いておきます。

ステップ1: 文字起こし

Claude Code自体は音声ファイルを直接扱うのは得意ではないので、まず文字起こしをテキスト化します。方法は2つあります。

方法A: 無料の文字起こしサービスを使う

Googleドキュメントの「音声入力」、Vrew、NottaなどのWebサービスで文字起こしをしてから、テキストを保存。

方法B: Whisperなどの文字起こしAIを使う

技術的にはOpenAIのWhisperなどを使う方法もありますが、非エンジニアの方にはサービス利用が手軽です。

文字起こしが終わったら、meeting.txt として作業フォルダに置きます。

ステップ2: Claude Codeで要約・整形

ここからが本番です。プロンプトを1つ投げるだけです。

プロンプト例

meeting.txt を読んで、議事録としてまとめてください。 構成は以下でお願いします。

  • 会議名(推測でOK)
  • 開催日時(文字起こしに出てくれば)
  • 参加者(名前が出てくれば)
  • 議題(3〜5個に整理)
  • 決定事項
  • 宿題(誰が何をいつまでに)
  • 次回の論点

送信すると、数秒で整った議事録が返ってきます。

ステップ3: 微調整して共有

出てきた議事録を読んで、気になるところを手直し。人名や社名の表記ゆれ、重要な部分の強調などを加えて完成です。

そのままSlack・Teams・メールにコピペして共有すれば終わり。所要時間は、文字起こしを除けば 3分程度 です。

応用テクニック

① 複数フォーマットで出力

「Markdown形式でも、メール本文用の平文でも、2パターン作ってください」と指示すると、共有先ごとに使い分けられます。

② 要点だけの超要約版も同時に作る

上記の議事録に加えて、3行の超要約(エグゼクティブサマリー)も作ってください。

忙しい上司向けに、詳細版とサマリー版を同時に作れます。

③ 次回の議題候補を自動抽出

議事録の内容から、次回会議で話すべき論点を5つ提案してください。

次回会議の準備の下地ができます。

④ 参加できなかった人向けのメール下書き

議事録の内容を元に、本日会議に参加できなかった田中さんに向けた連絡メールを書いてください。

同じ情報を複数フォーマットに展開できるのがAIの強みです。

テンプレートを CLAUDE.md に保存

毎回同じプロンプトを書くのが面倒なら、CLAUDE.md に議事録テンプレを書いておきましょう。

# 議事録作成ルール

音声ファイルまたは文字起こしテキストを渡されたら、以下の形式で議事録にまとめてください。

## 構成
1. 会議名
2. 日時
3. 参加者
4. 議題(3〜5個)
5. 決定事項
6. 宿題(担当者/期限付き)
7. 次回論点

## 注意点
- 固有名詞は原文のまま
- 私見や評価は含めない
- 「〜と発言」ではなく「〜と決定」のような客観的な記述
- 文字数は600〜1000字を目安

以降は文字起こしを渡すだけで、毎回同じ形式の議事録が出てきます。

機密会議での注意点

議事録作成は便利ですが、機密情報を扱う会議 では慎重な運用が必要です。

  • 人事情報・財務情報・M&A関連などを含む会議の文字起こしは、外部サービスへの送信を避ける
  • オフライン(社内サーバーのみ)で動作する文字起こしツールを使う
  • Claude Codeを使う場合も、機密情報を含む部分はマスキングしてから渡す

CLAUDE.md に「機密情報を検出したら作業を中断して報告する」と書いておくのも有効です。

よくある失敗

① 文字起こしが不正確

録音品質が悪いと、文字起こしも不正確になります。会議室では全員がマイクに近い位置で話すように工夫してください。

② 発言者が区別されない

文字起こしだけでは誰の発言かわからないことがあります。プロンプトで「発言者は区別せず、決定事項と論点だけまとめてください」と指定すると整理しやすくなります。

③ 長すぎて処理に時間がかかる

3時間を超える会議は、30分ごとに分けて処理したほうが早いです。Claude Codeに「30分ずつ区切ってまとめて、最後に統合してください」と頼めば自動で分割してくれます。

まとめ

  • 議事録作成の手間は「文字起こし」「要点まとめ」「フォーマット整形」の3つ
  • 文字起こしだけ外部サービス(Notta/Vrew等)を使い、残りはClaude Codeで自動化
  • 3分で議事録が完成する
  • CLAUDE.mdにテンプレを書けば、以降は貼り付けるだけ
  • 機密会議では、情報の扱いに慎重に

会議の後、議事録に追われる生活から抜け出せます。まず1回の会議で試してみてください。