新しいモデルが出ると、性能の話ばかりが目立ちます。でも実際に使うとなると、気になるのはお金です。Opus 5はいくらかかるのか、そして一番上のモデルを使って料金で損しないためのコツを整理します。

トークン単価は据え置き

まず基本の料金から。Opus 5は、入力(こちらが送る文章)が100万トークンあたり5ドル、出力(返ってくる文章)が100万トークンあたり25ドルです。

トークンというのは、AIが文章を処理するときの細かい単位のこと。おおざっぱに言えば、やり取りする文章の量に応じて課金される、と考えて大きく外れません。この単価は、前の世代のOpus 4.8と同じです。賢くなったのに値段は変わっていない、というのが今回のポイントです。

Fast modeは倍額で2.5倍速

急ぎのときの選択肢として、Fast modeという速い動かし方があります。

これは基本の2倍の料金で、ふだんの速さのおよそ2.5倍で動くとされています。値段が倍になるぶん、待ち時間が減る。締め切りが迫っていて一刻も早く結果が欲しい、というときに効きます。逆に、急がない作業でこれを常用すると、ただ料金が倍になるだけです。

Fast modeを安く抑える工夫は、こちらでも扱っています。

OpusとSonnetの使い分け

料金で損しないための一番のコツは、Opusをいつ使い、いつ使わないかを決めることです。

Claudeには、Opusのほかに、もう少し軽くて安いSonnetという段があります。Sonnetは、Opusほどの難しい仕事はこなせなくても、多くの日常作業には十分な賢さを持っています。単価もOpusより安い。だから、軽い作業までOpusでやると、必要のないところに高い料金を払っていることになります。

私の使い分けは単純です。何段階も考える必要がある難しい作業はOpus 5、決まった形の作業や下調べはSonnet。この線引きだけで、月の料金がだいぶ落ち着きました。

料金が見えないと不安になる

私が最初につまずいたのは、いくら使っているのかが見えなかったことです。

トークンという単位はなじみがないので、5ドルや25ドルと言われても、自分が月にいくら払うことになるのか想像がつきませんでした。不安なまま使うと、必要な作業まで遠慮してしまって、かえって元が取れません。

対策は、使った量を定期的に確認することです。Claude Codeなら使用量を確認するコマンドがあります。何にどれだけ使ったかが見えると、「この作業は思ったより安い」「これは重いから軽いモデルに落とそう」という判断ができるようになります。

やり取りを短くすると安くなる

もう一つ、料金を抑える地味だが効くコツがあります。やり取りの文字の量そのものを減らすことです。

料金はやり取りする文字の量で決まるので、だらだら長い相談を続けると、そのぶん課金されます。とくに、一つの会話に前の話を延々ため込んだまま続けると、毎回その全部を読み直す形になり、量がふくらみます。区切りのいいところで会話を切り分ける、必要な資料だけを渡す、といった工夫で、同じ成果をより少ない量で得られます。

私は、話題が変わったら会話を新しく始める癖をつけてから、月の料金が体感で落ちました。賢いモデルを使うほど、この「渡す量を絞る」意識が効いてきます。

値段そのままで賢くなった意味

今回いちばん実務的にありがたいのは、料金が上がらなかったことだと思います。

賢さが上がっても料金が同じなら、これまでの使い方をそのまま続けても支払いは増えません。むしろ、同じ作業がより少ないやり取りで片付くなら、実質的に安くなる場面すらあります。

大事なのは、一番上のモデルがあるからといって、何でもそれで済ませないことです。作業の重さでOpusとSonnetを使い分けて、急ぎのときだけFast modeを足す。この三択を意識するだけで、一番上のモデルを、料金で損せずに使えるようになります。まずは自分の使用量を一度見て、今どこにお金がかかっているかを確かめてみてください。