「ClaudeとCursorって、どっちが正解なんですか」という質問を、ここ2週間で4回受けました。
非エンジニアの人ほどよく聞いてきます。SNSではどちらの推し記事も見かけるし、両方とも月20ドル前後で、なんとなく似た顔をしているから迷うのは当然です。
結論を先に言うと、片方を選ぶよりも併用が正解 だった、というのが2ヶ月使ってみた手応えです。今日はその理由と、実際の使い分けの仕方を書きます。
2つは「同じカテゴリ」ではない
最初に整理しておきたいのは、Claude CodeとCursorは 同じカテゴリの製品ではない ということ。比較記事の多くがここを曖昧にしているせいで、検討段階で混乱する人が多いです。
ざっくり言うと、こうなります。
- Cursor — VS Codeに似たエディタアプリ。画面を開いて、ファイルを直接見ながら編集する道具
- Claude Code — ターミナル(黒い画面)で動くエージェント。日本語で頼むと自分でファイルを読み書きしてくれる道具
家事に例えると、Cursorは「自分が料理する横に控えているサポーター」。Claude Codeは「留守中に冷蔵庫を見て勝手に夕飯を作っておいてくれる人」。性質がそもそも違う。
私の周りの非エンジニアの人がどちらを使うかで悩んでいる場面、よく聞いてみると Cursorは画面操作が要る という前提を知らないことが多いです。マウスでカーソル(IT用語の方)を動かしてコードを選択して、AIに修正を頼む、という所作が前提。一方Claude Codeは「やっといて」と書いて待つだけ。
私の使い分け — タスクの「自律度」で決める
2ヶ月併用してみた結果、こんな感じで落ち着きました。
Claude Codeに任せるタスク
- 既存のExcelを別形式に変換する系(渡せば終わるまで触らなくていい)
- 議事録のテキスト整形と要約
- 30件のデータの一括加工
- ブログ記事の下書きをmd形式で作る
- 月次レポートのテンプレ埋め
Cursorで手を動かすタスク
- 自分で書いたmd記事をその場で校正してもらう
- 1ファイルだけ細かく直したい時の壁打ち
- スプレッドシート関数の式を見ながら相談する
- LP原稿を書きながらリアルタイムに表現を提案させる
判断軸は 自分の手が要るか だけ。
「お任せできる」ものはClaude Code、「自分が手を動かしながら横で支えてほしい」ものはCursor。これさえ決まっていれば、あとは流れで決まります。
料金 — 重複しない契約の組み方
両方使うと月いくらになるか、というのも気になるところ。
私の場合、こうしています。
- Claude Pro月20ドル — Claude Code用(月額の本体)
- Cursor Hobby(無料) — 軽い校正用途のみ。Pro版($20)は使ってない
Cursorの無料プランは月50回程度の制限があるけれど、軽い校正や1ファイル単位の編集だと十分足ります。本格的な編集はClaude Code側に寄せているので、Cursorの上限に当たることがほぼありません。
合計で 月20ドルぴったり に収まる組み方。Claude ProはClaude Code以外に普通のチャットも使えるので、ChatGPT Plusの代わりにもなる、というのが地味に効いています。
「Cursor派」「Claude派」になる必要はない
SNSで見かける論争で気になるのは、「Cursor推し」「Claude推し」みたいな派閥っぽい空気です。
正直、これは噛み合っていない論争だと思います。
エンジニアの中でも、手で細かくコードを書きたいタイプ はCursor派になる傾向があり、雑に頼みたい派 はClaude Code派になる傾向がある。これは性格と仕事の性質の問題で、ツールの優劣とは関係ない。
非エンジニアの人がどちらを選ぶかという話で言うと、最初の1ヶ月はClaude Codeから入るのを勧めます。
理由はシンプルで、Cursorはエディタとして「コードのファイル」を開く前提なので、ITっぽい画面に最初から馴染みがない人にはハードルがある。Claude Codeは「日本語で頼むだけ」なので、最初の壁が低い。
そこで慣れてきて、「もっと自分の手で細かく直したい場面が増えてきた」と思い始めたら、Cursorを足していく流れがスムーズです。
失敗談 — 最初は「Cursorだけ」で挫折した
実は私、最初の1週間はCursorから入って、ほぼ挫折しかけました。
エディタ画面でファイルツリーが左に出て、その中身を選んでAIに「この部分を直して」と頼む、というフローが、自分の業務(主にExcelとmd記事)にうまく噛み合わなかった。エンジニアの人が「Cursor便利!」と言っているのは、彼らがそもそも コードを書くのが本業 だからなんです。
これに気づいてClaude Codeに切り替えた瞬間、生産性が一気に上がりました。自分が手を動かさないでいい というのが、こんなに効くとは思っていませんでした。
そのあと半月してから「校正だけはCursorの方が早い」と気づいて、両方を併用する今のスタイルに落ち着いた、という流れです。
どんな人がClaude Codeに向き、どんな人がCursorに向くか
軽く整理しておきます。
Claude Codeが合う人
- 黒い画面(ターミナル)に抵抗がない、または乗り越える気がある
- データ加工・文書整形・要約など、まとめて任せたい仕事が多い
- 作業中に他のことをしたい(会議に出る、家事をする)
- スマホ通知でタスク完了を受け取りたい
Cursorが合う人
- 文章やコードを 自分が書きながら AIに支えてほしい
- ファイル単位での編集が中心
- ターミナルにアレルギーがある
- リアルタイムにサジェストが欲しい
両方やりたい人 — 私を含めて多くの人が該当 — は併用が正解です。
まとめ
- Claude CodeとCursorは 同じカテゴリではない(エージェント vs エディタ)
- 判断軸は 自分の手が要るか で決める
- お任せ系はClaude Code、手を動かしながらはCursor
- 非エンジニアは まずClaude Codeから 入るのが挫折しにくい
- 慣れたらCursorを校正用途で足す併用が現実的
- Claude Pro($20) + Cursor Hobby(無料) で月20ドル運用も可能
- 派閥論争に乗る必要はなく、自分の仕事の性質で決める
私自身、最初はCursorだけで詰まって、Claude Codeに乗り換えて、最終的に両刀になりました。同じ道を辿る人が多そうなので、最短ルートを通りたい人はClaude Codeから始めてみてください。





