「Claude Codeで何ができるの?」と聞かれたとき、公式サイトや記事を引用するより、自分が実際に業務で試して残った使い方 を紹介したほうが信憑性がある気がして、この記事を書きました。
紹介するのは15個。そのうち 日常的に使い続けているもの には★、試したけど結局使わなくなったものには 〇 を付けています。あなたの業務にどれが合うかの判断材料にしてください。
Excel・データ整理の5つ
1. 複数Excelの統合 ★
月次で各支店から届くExcelファイルを1つにまとめる作業。手作業だと30分以上かかっていたのが、1分で終わるようになりました。3ヶ月で、多分一番元を取った使い方 です。
2. 表記ゆれの統一 ★
「株式会社」と「(株)」が混在している顧客リストとか、全角半角がバラバラの番号。これもAIに投げるだけで一括修正してくれます。営業支援の同僚にも教えたら、即採用されました。
3. VLOOKUPエラーの診断
#N/Aが大量に出ているシートを渡して「原因を教えて」。こういう使い方、実は一番感動した機能かもしれません。参照元がどこでズレているかを即座に指摘してくれました。
4. ピボットの自動作成
「この売上データから部門別×月別のピボットを作って」。最初の下地だけAIに任せて、あとは自分で微調整するのが筆者の流儀です。
5. CSVとExcelの相互変換 〇
試しましたが、これはExcel側の機能で済むことが多く、AIを呼ぶまでもないと気づきました。
文書作成の4つ
6. 日報の整形 ★
箇条書きメモを渡すだけで、丁寧な文章になります。筆者の場合、日報作成時間が30分から5分に縮みました。日報をAIで時短する記事 で詳しく書いています。
7. 議事録の要約 ★
会議の録音を文字起こししたテキストを渡して、決定事項・宿題・次回論点の3ブロックで整理してもらう。上司から「見やすくなったね」と言われて気づいたのですが、毎週の議事録提出が楽になっていました。
8. 長文の要約 ★
契約書、社内規程、参考資料。長い文書を渡して「要点を5つ」と頼むだけ。「この規程、どこに罰則書いてあるっけ」みたいな検索用途にも使えます。
9. メールの下書き 〇
場面ごとに下書きを頼むのは便利ですが、短いメールだと自分で書いたほうが早いと気づきました。長い謝罪メール・提案メールのときだけ活躍します。
業務自動化の4つ
10. 顧客リストの重複排除 ★
メールアドレス重複、電話番号の表記違い、姓名のスペース有無——営業リストの掃除は、手でやると地獄です。AIに任せると数秒で終わります。
11. 勤怠データの集計 ★
打刻ログを渡して「今月の残業時間と有給残日数を計算して」。ただの集計ですが、手でやると時間がかかっていた作業が1分で終わります。
12. 自己紹介ページの作成
「自分の経歴を載せた簡単なhtmlページを作って」と頼むと、数秒でブラウザで見られる形になります。ポートフォリオ代わりに筆者も作りました。
13. タスク管理ツールの自作 〇
「やることリストをチェックできるWebページを作って」で作れます。ただし、既存のTodoアプリ(Things、Todoist、Notion)で十分なので、実務では使いませんでした。
創作・発想の2つ
14. ブログ記事の構成案 ★
「〇〇というテーマでブログ記事の目次を作って」と頼むと、SEOを意識した構成案が出てきます。この記事の下書きも、AIとの対話で作りました(本文は自分で書きました)。
15. 会議名・プロジェクト名の案出し
ネーミングは得意分野のようで、10個でも20個でも候補を出してくれます。採用するかは別として、発想の起点として便利です。
3ヶ月使って残ったもの・消えたもの
★が付いているのが、今も毎日〜毎週使っているもの。1、2、3、6、7、8、10、11、14の9個です。
試したけど定着しなかったもの(〇)は、5、9、13。理由は「他のツールで十分だった」か「頼むより自分でやる方が早かった」かのどちらかでした。
つまり、15個試せば9個は残る という感覚です。最初から「どれが当たりか」はわからないので、とにかく試してみるのが正解でした。
導入を失敗しないための3つのコツ
筆者が振り返って思う、成功した使い方の共通点です。
1. 完璧を目指さない
最初から100点の結果を期待すると挫折します。60点でも「手作業より早ければOK」くらいの気持ちで続けるのが続けるコツです。
2. 毎回同じ指示をテンプレ化する
定着した使い方には、必ず「いつも同じ頼み方」があります。それを CLAUDE.md に書いておけば、翌月も翌年も同じ品質で回せます。
3. 一気に全部は無理
15個を1日で試そうとすると疲れます。「今週はExcel集計」「来週は議事録」のように、1つずつ試すのがおすすめです。
どれから始めればいいか
もし「明日から1つだけ試すなら?」と聞かれたら、筆者は迷わず 1. 複数Excelの統合 を答えます。効果が目に見えて大きく、失敗もしにくいからです。
次点は 6. 日報の整形。毎日使うもので、品質が上がりやすい領域です。





