「Claudeに修正頼んだら、想定と違う方向に直された」「3つのファイルが意図と違う形で書き換わった」 — これ、Claude Codeを使ううえでの 必ず起きる事故 です。

これを 1分以内に復元 できるのが /rewind コマンド(チェックポイント機能)。Claude Code v2.1系で標準搭載されている、 使えるとかなり安心できる 機能です。

/clear で会話を消したあとでも戻せるようになった話は、Claude Codeで/clearした会話を/rewindで復元するにまとめました。

「Gitで戻せばいい」と思うかもしれませんが、 コミットしていない作業中の状態 を戻すのが本領。今日はこの使い方を整理します。

チェックポイントの仕組み

Claude Codeは、 ファイルを変更するたび に自動でチェックポイント(スナップショット)を作っています。

  • ファイル編集の 直前 の状態を保存
  • 会話の その時点 のコンテキストも一緒に保存
  • セッション終了後 30日後に自動削除

つまり、何もしなくても 過去30日分の編集履歴 がClaude Code内部に蓄積されている状態。これにアクセスするのが /rewind です。

一番早い使い方 — Esc Esc

困った時の最速ルート。

[Esc] [Esc]

Escキーを 2回連続 で押すと、巻き戻しメニューが開きます。 /rewind と打つより速い。

メニューには 時系列で過去のチェックポイント が並んでいて、矢印キーで選んでEnterするだけ。

「あ、これさっきの変更前だ」と思った地点に戻れる。

4つの復元オプション

巻き戻しメニューを開くと、4つの選択肢が出ます。

オプション

何が戻るか

コードと会話を復元

ファイル + Claudeとの会話履歴の両方

会話を復元

会話だけ戻る、ファイルはそのまま

コードを復元

ファイルだけ戻る、会話は今のまま

ここから要約

今の状態を要約してリセット

私の使い分け。

  • コードと会話を復元 — 大きく道を間違えた時(これが基本)
  • 会話を復元 — Claudeに余計な情報を渡して混乱させた時
  • コードを復元 — 「あ、編集前のファイルに戻したい、でも会話は続けたい」
  • ここから要約 — 長い会話で文脈が膨らみすぎた時

迷ったら 「コードと会話を復元」 がおすすめ。3つの中で一番シンプル。

重要な制限事項3つ

便利な反面、 何が戻らないか を知らないとハマります。

1つ目 — Bashコマンドの実行は戻らない

/rewindClaudeのファイル編集ツール経由の変更 だけを追跡します。

つまり、Claudeが Bash(rm file.txt) でファイルを削除したり、 Bash(mv old new) でリネームした変更は 戻せません

rm -rf で消えたファイルを /rewind で戻したい」は 無理

2つ目 — git管理が前提

チェックポイントは セッション内の短期復旧 専用。永続的なバージョン履歴ではありません。

セッションを切ったり、PCを再起動すると、 30日経過しなくてもアクセス難 になることがあります。本格的な変更は gitで定期コミット が前提。

3つ目 — チェックポイントが多すぎると見づらい

長い会話で何十回もファイルを編集すると、巻き戻しメニューが 長大な一覧 になります。「どの時点に戻ればいいか分からない」状態になりやすい。

これを防ぐには、 作業の節目で /clear する か、 新しい会話を立ち上げる のが有効です。

Plan modeとの違い

「失敗を防ぐ」目的だと、Plan modeも近い役割。違いを整理。

Plan mode

/rewind

タイミング

実行 に計画を立てる

実行 に巻き戻す

防ぐ対象

想定外の編集

すでに起きた事故

切り替え

Shift+Tab×2

Esc Esc

向く場面

大きな変更前

個別タスク中の事故対応

併用が正解。大きな変更はPlan modeで事前確認、それでも事故が起きたら /rewind で復旧、の流れ。

実用シーン3つ

私が /rewind を使う典型場面。

1つ目 — リファクタが想定外の方向に行った時

「このファイル整理して」と頼んで、 ファイル分割が私のイメージと全然違った 時。Esc Escで一気に戻して、もう一度別の指示で頼み直す。

2つ目 — 文書ファイルの誤った書き換え

ブログ記事を「もう少し短くして」と頼んだら、 削除が大きすぎて要点が消えた 時。コードと会話を復元、で元に戻す。

3つ目 — 複数ファイルにまたがる事故

Claudeが3-4ファイルを連動して書き換えた時、1ファイルだけ間違っていることがある。手で1つずつ戻すより、 /rewind で全部戻して再依頼 のほうが早い。

私の運用ルール

参考までに、 /rewind 周りの私のルール。

  • コードと会話を復元 がデフォルト、迷ったらこれ
  • 大きな変更を依頼する に必ずgit commit(rewindの保険)
  • セッションが長くなったら 節目で /clear(チェックポイント整理)
  • Plan mode + /rewind の二刀流で事故対応

これだけで、Claude Codeでの作業の 心理的安全性 が一段上がります。

「失敗を恐れずにClaudeに任せられる」状態が、実は1人運営の最大の利益です。

まとめ

  • /rewindファイル編集の前後にチェックポイントを自動作成 する機能
  • 最速は Esc Esc のショートカット
  • 復元オプションは4つ、迷ったら 「コードと会話を復元」
  • Bashコマンド の変更は対象外、 gitコミット が前提
  • Plan mode との併用 が事故対応の鉄板
  • セッション節目の /clear でチェックポイント整理

「Claudeに任せたら何が起きるか怖い」と感じている方ほど、/rewind を覚えておくと安心して任せられるようになります。