「Claude Codeのスマホ通知、設定したのに来ない」「v2.1.110で何かやらないとダメらしいけど何を?」という相談をここ1週間で数件受けたので、設定手順をまとめます。
公式ドキュメントの手順自体はシンプルで、4ステップ。所要時間は5分前後。
ただし、3〜4月の解説記事だと 「3ステップ」と書かれているもの が混じっていて、抜けがあると通知が届かないので注意が必要です。今日はそこを潰しながら、要件 → 手順 → 動作確認 → 引っかかりやすい点、の順で書きます。
設定前の要件チェック
通知設定に進む前に、3点だけ確認します。ここで条件を満たしていないと、いくら手順を進めても動きません。
1つ目、Claude Codeのバージョン。
ターミナルで以下を実行。
claude --version
返ってきたバージョンが 2.1.110以降 であればOK。古い場合は更新します。
npm update -g @anthropic-ai/claude-code
2つ目、契約プラン。
通知機能(Remote Control)が使えるのは Pro / Max / Team / Enterprise プラン。無料プランでは使えません。
加えて、APIキー直接利用 / Amazon Bedrock経由 / Google Vertex経由 でClaude Codeを使っている場合も対象外です。/status でログイン方法が「claude.ai」になっているか確認しておきます。
3つ目、認証方式。
claude setup-token で長命トークンを発行して使っている人は、これも非対応です。/logout してから /login で改めてclaude.ai経由のセッショントークンに切り替える必要があります。
ここまで通れば、本番の設定に進めます。
ステップ1 — Claudeモバイルアプリのインストール
まずスマホ側にClaudeアプリを入れます。Claude Code アプリではなく、Anthropicが出している標準のClaudeアプリです(ここを混同する人が一定数います)。
ターミナル側で /mobile コマンドを叩くとQRコードが出るので、それをスマホでスキャンしてストアに飛ぶのも楽です。
ステップ2 — 同じアカウントでサインイン
ダウンロードしたアプリを開いて、ターミナルのClaude Codeで使っているアカウントと同じアカウント でログインします。
ここが意外と落とし穴で、個人のGmailで業務PCのClaude Codeを認証している人が、スマホ側で別のメールアドレスでサインインしてしまうケースがありました。メールアドレスと所属組織が一致 していないと、後の手順で通知が登録されません。
念のため、PC側のターミナルでも /status を打って、表示されているアカウントとアプリ側を見比べておくと安心です。
ステップ3 — OS側で通知を許可
アプリを開いた直後、iOSなら「Claudeから通知を送ってよい?」というダイアログが出ます。これを許可。
すでにダイアログを閉じてしまった人は、Settings → Notifications → Claude から手動でオンにできます。Androidも同様の流れ。
このステップは OS側の許可 であって、Claudeアプリ内の設定ではない、というのがポイント。アプリ内をいくら触っても、OS側でブロックされていると永久に通知は来ません。
ステップ4 — /config で「Push when Claude decides」をオン
ここが本丸です。ターミナルでClaude Codeを起動して、以下を実行。
/config
設定メニューが開くので、Push when Claude decides という項目を探してオンにします。
これで設定は完了。早ければここまで4分、遅くても10分以内には終わるはず。
動作確認 — 短いコマンドでテストする
設定が効いているか、簡単に確認できます。Claude Codeで以下のように依頼してみてください。
3秒待ってから「テスト通知」と返答して、終わったらnotify meして
3秒後にスマホがブルッと震えれば成功です。震えなければ次のセクションのチェックリストへ。
実運用では、自分から「notify me when XX finishes」と書かなくても、Claudeが「これは長時間かかるな」と判断したタイミングや「ユーザーの確認が必要だな」と判断したタイミングで自動的にプッシュが飛びます。手動指定と自動の両方が動く設計です。
通知が来ないときの確認順序
設定を全部やったのに来ない、というケースで実際に多かった原因を順番に書きます。
1. /config に「No mobile registered」と出ている
これは スマホ側のClaudeアプリを一度も開いていない 場合に出ます。アプリを開くとプッシュトークンがサーバー側に登録されて、Remote Controlの次の接続時に警告が消えます。
私も最初これでハマりました。アプリをホーム画面に置いただけで設定済みのつもりになっていた、というやつです。
2. iOSのフォーカスモードで抑制されている
おやすみフォーカスや仕事フォーカスを有効にしていると、Claudeの通知だけ届かない、ということが起きます。Settings → Focus → 各モード → Allowed Notifications にClaudeを追加するか、もしくはSettings → Notifications → Claude → Time Sensitive Notifications をオン。
通知サマリー機能をオンにしている場合も、Claudeの通知だけリアルタイムで欲しいなら除外設定にしておきます。
3. Androidのバッテリー最適化
Androidは標準で、しばらく使っていないアプリのバックグラウンド動作を制限します。Claudeアプリを バッテリー最適化の対象から除外 すると、通知の遅延が改善します。設定パスは機種によって違いますが、「電池 → アプリの電池使用量 → Claude → 制限なし」あたり。
4. ローカルPC側でClaude Codeが落ちている
Remote Controlは ローカルプロセス として動いているので、ターミナルを閉じたりPCがスリープしてネットから10分以上切れると、セッションがタイムアウトします。タイムアウト中に終わるはずだったタスクの通知は当然届きません。
長時間タスクを投げて外出するときは、PCのスリープ設定を「電源接続時はスリープしない」に変えておくと安全です。
「すべてのセッションで自動有効化」も検討する
毎回 /remote-control を叩くのが面倒なら、/config の中に Enable Remote Control for all sessions という項目があります。これを true にしておくと、新しく claude を起動するたびに勝手にRemote Controlが立ち上がる。
ただし複数のClaude Codeを並行起動する人は、それぞれが独立したセッションを取りに行くので、用途を考えて選んだほうがいいです。私は単一プロジェクト中心の使い方なので、自動オンにしています。
まとめ
設定の要点を整理します。
- 必要なバージョン — v2.1.110以降(
claude --versionで確認) - 必要なプラン — Pro / Max / Team / Enterprise(API直叩き・Bedrock・Vertexは不可)
- 設定手順 — 4ステップ(アプリ → 同一アカウントでサインイン → OS通知許可 →
/configでPush when Claude decidesをオン) - 動作確認 —
notify meと頼んでみる - 来ないとき —
/configの「No mobile registered」、iOSのフォーカス、Androidのバッテリー最適化、PCのスリープ、の順で確認
「3ステップ」と書かれた古い記事を見て、/config のオン操作を飛ばしている人が一定数います。4ステップ目までやり切る のが今日のポイントです。
設定が終わったら、長めの作業を1つ投げて席を外してみてください。生活が一段ラクになる感触が、すぐに分かるはずです。





