Claude Codeを最初に触る時、たいていの人は ターミナルにそのまま claude と打って起動 します。これでも十分動くのですが、しばらく使うと「コードと会話を 同じ画面に並べたい 」気持ちが出てきます。
IDEではなくGoogleのAntigravityと組み合わせる選択肢もあります。試した記録はClaude CodeとAntigravityの連携にあります。
これを叶えるのが、IDEプラグイン版。VS Code・JetBrains・Vim/Neovim向けに、それぞれ用意されています。
VS Codeの公式拡張だけを詳しく知りたい場合は、Claude Code for VS Code 公式拡張の使いどころと素のCLIとの違いに絞って書いています。
私は最初の半年をターミナルだけで過ごして、その後3つすべて触ってみました。今日はその比較記録です。
ターミナル版とプラグイン版の違い
ざっくり言うと、 動かしているエンジンは同じ。違うのは見え方と操作感。
ターミナル版 | プラグイン版 | |
|---|---|---|
起動 |
| IDEのコマンドパレット or ショートカット |
表示 | 1画面 | コード+会話を並列表示 |
編集確認 | テキストの差分表示 | Diffをエディタ上で視覚的に確認 |
ファイル選択 | パスを打って渡す | エディタで選択してドラッグ/コマンド |
起動の重さ | 軽い | IDEごと |
プラグイン版で得をするのは 「ファイル選択 → Claudeに渡す」が秒で終わる 部分。マウスでファイルやコードを範囲選択して、ショートカットで「これを直して」と頼める。
ターミナル版だと、ファイルパスをコピペしたり、 @ で補完したりする1手間が毎回入ります。塵も積もると馬鹿にならない。
VS Code拡張の入れ方
一番ユーザーが多いVS Code版から。
VS Codeで Cmd+Shift+X(WindowsはCtrl+Shift+X)で拡張マーケットを開き、 "Claude Code" で検索。Anthropic公式のものが先頭に出ます。
インストール後、 Cmd+Esc(またはCtrl+Esc) で起動。サイドバーにClaudeのチャット欄が開き、エディタで選択中のコードがそのまま会話の文脈に渡される仕組み。
私が最初に「便利だ」と感じたのは 「コードの一部を選択 → Cmd+Esc → 直して」 の流れ。3秒で依頼が完了する。ターミナル版で同じことをやろうとすると30秒はかかります。
JetBrains版(IntelliJ・WebStorm・PyCharm)
JetBrains派なら、 Settings → Plugins で "Claude Code" を検索してインストール。再起動を求められるのでそのまま再起動。
操作感はVS Code版とほぼ同じ。違いは JetBrains独特の「インテリジェンス」と統合された 点。Refactor機能やデバッガと一緒にClaudeを呼べる。
私の感想として、 業務で大規模Javaコードを触る人 にはJetBrains版が向いている。逆に、TypeScriptや軽い言語中心ならVS Code版で十分。
最初の起動時に APIキー or サブスクリプションログイン を求められる流れはVS Codeと一緒です。
Vim/Neovim派は?
「ターミナル原理主義者」にはNeovim連携もあります。 claude-code.nvim というコミュニティ製のプラグインがメイン。
公式提供ではないので、機能はVS Code版より絞られます。ただ、 ターミナルから離れたくない人 には、Vimの中でClaude会話ができるだけで嬉しい。
私もこれを使った時期があり、 「:ClaudeChat でフローティングウィンドウが出る」 動作は気持ちよかったです。結局VS Code版に落ち着きましたが、Vimerなら試す価値あり。
3つ触って残った私の最終形
半年経った今、私は VS Code版をメイン、ターミナル版を補助 という使い分けで落ち着いています。理由。
コード編集はVS Code版
ファイル選択して直してもらう作業は、IDE上で完結する方が段違いに速い。 Cmd+Esc → 指示 → Diff確認 → Apply で1分以内に変更が入る。
長い調査・複数リポジトリ作業はターミナル版
「リポジトリAを読んで、その内容を元にリポジトリBを直す」のような 横断作業 は、ターミナル版の方が制約が少なく自由。複数ディレクトリをまたぐ場面では今もターミナル一択。
JetBrains版は仕事のJVMプロジェクトの時だけ
業務でKotlinを触る案件の時だけJetBrains版。それ以外は使わない。
つまり 「IDEに紐づくか/紐づかないか」 の差で選んでいる。コードに密着した作業はプラグイン、横断的な調査はターミナル、という棲み分け。
プラグイン版を入れる時の落とし穴
プラグイン版で困った人の声。
設定ファイルの場所が変わる
ターミナル版で ~/.claude/settings.json を編集していた人が、プラグイン版でも同じ設定が効くと思って混乱するパターン。
実は 両方で共通の設定が読まれます。プラグイン版だけのGUI設定もありますが、 settings.json の方が常に優先される。私は ~/.claude/settings.json で一元管理 に統一しています。
初回ログインで詰む
VS Code拡張から起動した直後にログイン画面が出ず、 「This extension needs to authenticate" と表示されたまま固まることがあります。
私の場合、 一度ターミナル版で claude を起動してログインしておく と、その認証情報をVS Code版が引き継いでくれて解決しました。プラグイン版から先に始めて詰まったら、これを試してください。
結局どれから入れるべきか
「初めての人にすすめるならどれ?」と聞かれた時の私の答えは決まっています。
- すでにVS Code使いの人 → VS Code拡張
- すでにJetBrains使いの人 → JetBrainsプラグイン
- IDEを使っていない非エンジニアの人 → ターミナル版から始めて、慣れたらVS Code拡張を足す
非エンジニアにいきなりVS Codeを入れさせるのは負担が大きい。 「黒い画面に文字を打つ」だけのターミナル版 の方が、概念がシンプルで導入が楽です。
まとめ
- Claude Codeのプラグイン版は VS Code / JetBrains / Neovim 向けに存在
- 中身はターミナル版と同じ、違いは 画面の見え方とファイル選択の手軽さ
- VS Code版は Cmd+Esc で起動、選択コードがそのまま文脈に
- JetBrains版は 大規模JVM/Pythonプロジェクト に向く
- Vim/Neovimは コミュニティ製 プラグインあり、機能は限定的
- 設定は
~/.claude/settings.json一元管理が安全 - 初心者は ターミナル版から、慣れたらVS Code拡張 の段階移行が無難
「Claudeに毎回ファイルパスを打って渡すのが面倒」と感じたタイミングが、プラグイン版を試す合図。今日のうちにVS Code拡張だけでも入れておくと、明日の作業速度が体感で変わります。





