Notionを業務で使っている人なら、こういう経験があるはずです。
会議が終わって、議事録を整形して、タスクを切って、担当者に振って、関連ページにリンクを貼って──ここまで全部Notion上で手作業。
これがMCP連携で 「議事録ここに整形して。出てきたToDoは『今週のタスク』DBに登録して」と1回頼むだけ で終わるようになる、という話です。
私はこれを4月頭から使っていますが、会議後の事務作業時間が3分の1 になりました。Notion愛好者ほど効きます。
MCPって何?という人向けの最短説明
MCPはModel Context Protocolの略で、ざっくり言うと AIが外部ツールと話すための共通言語 です。
Claude Codeに「Notionをこの言語で操作できるよ」と教えてあげると、Claude Codeから直接Notionのページを読んだり書いたりできるようになる。今までAPIキーを使ってプログラムを書く必要があった連携が、設定ファイル数行で済むようになりました。
イメージとしては「Claude Codeに Notion操作の手」を生やす 感じ。
非エンジニア視点だと、「英会話の通訳が間に立ってくれるようになる」ような便利さです。Claudeは日本語、Notionは独自のAPI形式、その間をMCPサーバーが翻訳してくれる。
設定はインテグレーション作成 → 設定ファイル編集 → 確認
公式の手順を追うと、3ステップで終わります。
ステップ1 — Notionでインテグレーションを作る
Notionのワークスペース管理画面 → My integrations → New integration の順で進みます。名前を「Claude Code連携」とかにして、対象ワークスペースを選んで作成。
完了画面で Internal Integration Secret という長い文字列が表示されるので、これをコピーしてどこかに控えておきます。あとで使う「鍵」です。
そのあと、Claudeにアクセスさせたいページ・データベースを開いて、右上の「…」→「コネクト」→ 作ったインテグレーションを選んで連携。このページごとの連携を忘れると、Claudeから見えない ので注意します。
ステップ2 — 設定ファイルにMCPサーバーを追加
Claude Codeの設定ファイル ~/.claude.json を開いて、mcpServers の項目にNotion用の記述を加えます。
{
"mcpServers": {
"notion": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@notionhq/notion-mcp-server"],
"env": {
"NOTION_TOKEN": "ntn_xxxxxxxxxxxx"
}
}
}
}
NOTION_TOKEN の値が、ステップ1でコピーしたシークレット。Node.js v18以上が入っていれば、npx 経由で公式のMCPサーバーが起動します。
ステップ3 — Claude Codeを再起動して接続確認
ターミナルでClaude Codeを起動し直して、/mcp コマンドを叩く。 notion がリスト表示されて「connected」になっていれば完了です。
ためしに「最近更新したNotionページ5つ教えて」と聞いてみてください。一覧で返ってきたら成功。
私が日常的に使っている自動化3つ
実際に毎日のように使っている使い方を、3つだけ紹介します。
1つ目 — 議事録テンプレ自動投入
会議の録音を文字起こししたあと、Claude Codeに「これを整形して、Notionの『議事録』DBに今日の日付で登録。決定事項とToDoは別セクションで」と頼むだけ。
数十秒でNotionに議事録ページが追加され、ToDoは別途「今週のタスク」DBに自動登録されます。会議後の事務作業がこの1コマンドで終わる。
2つ目 — 週次レビューの自動下書き
毎週金曜の夕方、Claudeに「今週のNotionの『今週のタスク』DBから、完了タスクと未完了タスクを抜き出して、週次レビューのページを作って」と頼む。これだけで、月曜の朝に振り返るための土台ができている。
「毎週やるけど面倒」な作業ほど、MCP連携で楽になる傾向があります。
3つ目 — 関連ページの自動リンク
新しい記事や提案書を書いた時、Claudeに「この内容に関連しそうなNotionページを5つ探してリンクで挿入して」と頼みます。Notion全体を検索して、関連度の高いページを引っ張ってきて貼ってくれる。
検索→コピペ→リンク貼り付け、を手作業でやると5分かかる作業が 20秒 で終わります。
注意点 — 権限とセキュリティ
便利な反面、最初に押さえておくべき注意点が2つあります。
1つ目、Claudeに見せるページは厳密に絞る。
Notionのインテグレーションは、コネクト操作で接続したページしか触れません。逆に言えば、コネクトしたページの中身は全部Claude経由で見えます。
機密度の高いHRデータベースや経営会議メモを連携対象に入れない、というのは最初に決めておきます。私は「業務メモ用ワークスペース」を分けて、そちらだけClaudeに繋いでいます。
2つ目、トークンの管理。
設定ファイルに書く NOTION_TOKEN は、Notionの全権限を持っています。設定ファイルをGitに上げるときは絶対に除外する、というのは鉄則です。
.gitignore に ~/.claude.json を入れておくか、もしくは環境変数経由で読ませる構成にしておくと安全。
料金は?
Notion MCP自体は 無料 です。Notionのプラン(Free/Plus/Business/Enterprise)に追加課金なしで使えます。
ただし、Claude Code側のPro月20ドル前後の契約は必須。MCP連携を使うとClaudeとNotionの間のやり取り回数が増えるので、ヘビーに使うとプランの上限に当たる感覚 はあります。
私の使い方では、Pro月20ドルで十分まわっています。
まとめ
- Claude Code × Notion MCPで議事録・タスク・週次レビューが日本語1コマンドで終わる
- 設定は「Notionインテグレーション作成 →
~/.claude.jsonにMCPサーバー追加 → 再起動」の3ステップ - 接続したページのみ操作できる仕組みなので、対象を絞れば安全
- 公式MCPサーバーは無料、Claude Pro月20ドルがあれば追加コストなし
- 機密ページは別ワークスペース、
NOTION_TOKENの管理は厳重に
Notionをすでに業務で使っている人ほど、この組み合わせの恩恵が大きいです。導入は30分ほどで終わるので、今日のうちに試してみてください。





