「Mac買って、Claude Codeを試したい。何からやればいい?」 — 知り合いから先週聞かれた質問です。

セットアップそのものは難しくないのですが、 Mac特有の小さな落とし穴 がいくつかあって、最初の30分で躓く人がそこそこいます。私自身、最初の日に Node.jsのバージョン違いで2時間溶かした 経験あり。

今日はその経験込みで、Macでゼロから始める手順をまとめます。

前提と必要なもの

最初に揃えるもの。

  • macOS 12(Monterey)以降
  • Node.js 18以上(20以上推奨)
  • ターミナル.app(または iTerm2、Alacritty などお好みで)
  • Anthropicアカウント(Claude Pro月20ドル or Claude Max)

Node.jsが入っていなければ、ここで先に入れます。Homebrewが入っているMacなら、

brew install node

の1行で済みます。Homebrew自体が入っていなければ、 brew.sh のコマンドをコピーして実行。

インストールはnpmで1行

Claude CodeのインストールはNode.js経由のグローバルパッケージとして配布されています。

npm install -g @anthropic-ai/claude-code

これだけ。たいていは1分で終わります。

完了したら、

claude --version

でバージョンが返ってくれば成功。私のMacではいま 2.1.128 が入っています。

初回起動とログイン

claude

と打つと、ターミナル内でClaude Codeが起動します。初回はAnthropicアカウントへのログインを求められて、 ブラウザが自動で開く 流れ。

ブラウザでAnthropicにログインして許可ボタンを押すと、ターミナルに戻って Welcome to Claude Code のメッセージが出ます。これで完了。

私の最初のMacでは、ここで 「ブラウザは開いたけどターミナルに戻ってこない」 状態になりました。原因は Macのアンチウイルスが localhost への一時的な通信をブロック していたから。アンチウイルスを一時オフにしたら通った。同じ症状の方は、まずそこを疑ってください。

はじめの一歩 — フォルダで起動

Claude Codeは 「今のディレクトリをコンテキストにする」 設計です。なので、適当なフォルダに cd してから起動するのが正しい使い方。

cd ~/Documents/my-project
claude

で起動すると、Claudeは my-project 配下のファイルを読んだり編集したりできるようになります。

逆に ~(ホームディレクトリ)で起動すると、Claudeは「Mac全体が作業対象」と勘違いして動きが重くなる。 必ず特定のフォルダ内 で起動するのがコツ。

Mac特有のTips 4つ

ここからが本題のMac小ワザ。

1つ目 — say で音声通知

Claudeが「このコマンド実行していい?」と確認待ちになった時、画面を見ていないと気づかない。これを 音で知らせる 方法。

~/.claude/settings.json にHookを書きます。

{
  "hooks": {
    "Notification": [
      {
        "matcher": "permission_prompt",
        "hooks": [
          { "type": "command", "command": "say 'Claudeが確認待ちです'" }
        ]
      }
    ]
  }
}

これでClaudeが許可待ちになると、Macが 音声で読み上げて くれます。Mac標準の say コマンドだから、追加インストール不要。

2つ目 — Spotlight に登録しておく

Claude Codeの起動を毎回 cd → claude でやるのが面倒なら、Spotlight(⌘+スペース)から起動できるシェルスクリプトを作る。

# ~/bin/cclaude.sh
#!/bin/bash
cd ~/Documents/$(date +%Y-%m)
claude

これに実行権限を付けて(chmod +x)、Spotlight検索すると cclaude.sh が出る。⌘+スペース → "cclaude" → Enterで毎月の作業フォルダ内Claudeが起動。

3つ目 — Touch ID権限の使い回し

Claudeが sudo 系コマンドを叩く時、毎回パスワード入力されるのは面倒。 /etc/pam.d/sudo_localTouch ID認証 を追加すると、指紋認証で済むようになります。

auth       sufficient     pam_tid.so

これでClaude経由のsudoも、 ピッ、で通る。私はこれで毎日2-3分節約しています。

4つ目 — 権限プロンプトをまとめて許可

初回起動時、Claudeが「このフォルダにアクセスしていい?」「このファイル編集していい?」と毎回聞いてきます。

~/.claude/settings.json特定パターンを永続許可 できる。

{
  "permissions": {
    "allow": [
      "Bash(git:*)",
      "Bash(npm:*)",
      "Bash(node:*)",
      "Read",
      "Edit",
      "Write"
    ]
  }
}

これで、信頼できる範囲のツールは 毎回確認なしで動く ようになる。安全性とのトレードオフですが、自分のローカル開発フォルダ用にはこの設定が現実的。

ハマりどころ3つ

Macで初日にハマった人の声をまとめると、これが多い。

Node.jsのバージョン違い

brew install node で入る最新版は、たいていv20以上。でもプロジェクトによっては nvm で古いバージョンを使っている場合があり、 Claude Codeは新しい方のNodeを期待 します。 which nodenvm current の両方を確認して、Claude起動時のシェルが新しいNodeを見ているか確認。

アンチウイルスの localhost ブロック

前述の通り。 初回ログイン時のブラウザ→ターミナル戻り に失敗する原因の8割はこれ。

ターミナルのフルディスクアクセス権限

Macはデフォルトで、ターミナルが任意のフォルダを読めない。 System Settings → Privacy & Security → Full Disk Access にターミナル.appを追加しないと、Claude Codeが「ファイルが読めない」エラーを連発します。これは初日に必ず通る関門。

私の最終形セットアップ

参考までに、私の今のMacセットアップ。

  • ターミナル — Alacritty
  • ウィンドウマネージャ — AeroSpace(タイル型)
  • Claude Code — ~/.claude/settings.json で Hooks + 永続許可を設定
  • 起動 — Spotlightから cclaude.sh で月別フォルダのClaudeが立ち上がる
  • 通知 — say Hook + iPhoneへのスマホ通知

ここまで作ると、Claudeを呼び出すまで 3秒、呼び出してから作業開始まで 5秒。1日100回以上Claudeを呼ぶ運用にも耐えます。

まとめ

  • Macなら brew install nodenpm install -g @anthropic-ai/claude-code で入る
  • 起動は 作業フォルダで claude(ホームディレクトリは避ける)
  • Mac特有Tipsは say通知 / Spotlight起動 / Touch ID sudo / 永続許可
  • ハマりどころは Nodeバージョン / アンチウイルス / フルディスクアクセス権限
  • 私の最終形は Alacritty + AeroSpace + Hooks で3秒起動

セットアップ自体は30分で終わります。あとは1ヶ月触っていれば、自分なりのMac × Claude Code環境が育ってきます。今日のうちに npm install -g だけでも済ませておくと、明日からスタートできます。