Claude CodeはMacやWindowsの印象が強いかもしれませんが、Linuxでもちゃんと動きます。社内のサーバーがLinuxだったり、開発用のマシンがUbuntuだったり、という人向けに、入れ方を整理しました。

まず対応環境を確かめる

インストールの前に、自分の環境が対応しているかを見ておきます。公式が挙げているLinux系の対応は次のとおりです。

ハードウェアはメモリ4GB以上、x64またはARM64のプロセッサ(パソコンの種類。ふつうの業務用マシンなら気にしなくて大丈夫です)が必要です。たいていの環境は満たしています。あわせて、Pro・Max・Team・Enterpriseのいずれかのアカウントも要ります(無料のClaude.aiプランではClaude Codeは使えません)。

いちばん手軽なのはcurl1行

もっとも簡単なのは、公式が推奨するインストールコマンドを1行流す方法です。ターミナル(文字で命令を打つ画面)に、次のように打ちます。

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

このやり方(ネイティブインストールと呼ばれます)は、入れたあと自動で最新版に更新してくれるのが利点です。更新を気にしなくていいので、はじめての1台にはこれが向いています。

インストールが終わったら、使いたいフォルダでターミナルを開いて claude と打てば起動します。ちゃんと入ったかは次のコマンドで確認できます。

claude --version

パッケージマネージャーで入れる方法もある

Linuxに慣れている人や、社内で配布を管理したい場合は、パッケージマネージャー(ソフトを一括で管理する仕組み)からも入れられます。公式がapt・dnf・apkの、公式が用意した安全な配布元(リポジトリ)を提供しています。

たとえばUbuntuやDebianで使うaptの場合、先に配布元をシステムに登録する数行の手順があり、そのうえで次のコマンドで入れます(頭の sudo は管理者の権限で実行する、という意味のおまじないです)。

sudo apt install claude-code

配布元の登録コマンドは環境で少し変わるので、正確な手順は公式のセットアップ手順にそのまま従うのが安全です。登録を飛ばすとこのコマンドは失敗します。

なお、この方法はClaude Codeの自動更新が効きません。更新は sudo apt update && sudo apt upgrade claude-code のように、自分のタイミングで行うことになります。手軽さを取るならcurl、管理のしやすさを取るならパッケージマネージャー、という使い分けです。

Windowsで似た環境を作るWSLについては、別記事にまとめています。Linuxの手順はWSLでもそのまま使えます。

Alpineだけは一手間いる

軽量なAlpine Linuxを使う場合だけ、少し準備が要ります。ネイティブインストールに必要な部品(libgcc libstdc++ ripgrep)を先に入れておく必要があります。

apk add libgcc libstdc++ ripgrep

そのうえで、検索機能まわりの設定を一つ変えます。ここは少し技術的なので、Alpineを使っていない人は読み飛ばして大丈夫です。多くの人はUbuntuかDebianなので、この一手間には出会いません。

入れたあとの更新とアンインストール

curlで入れたネイティブインストールは、裏で自動更新されます。手動で今すぐ上げたいときは claude update で更新できます。

もし消したくなったら、ネイティブインストールの場合は次の2つでバイナリ(Claude Code本体のプログラム)と関連ファイルを消せます。

rm -f ~/.local/bin/claude
rm -rf ~/.local/share/claude

設定ごと残さず消したい場合の手順は、アンインストールの記事が参考になります(Mac向けの説明ですが、Linuxでも考え方は同じです)。

つまずいたら診断コマンドを

私が最初にUbuntuへ入れたときは、パスの設定でつまずいて claude が見つからないと言われました。そういうときは、まず診断コマンドを走らせると原因の見当がつきます。

claude doctor

環境ごとの細かい差はありますが、curl1行から始めれば、Linuxでも数分でClaude Codeが動きます。まずは手元のUbuntuやDebianで、claude --version が返ってくるところまで試してみてください。