「Codexって結局いくらかかるんですか」 — Claude Codeの研修中に、OpenAIのCodexも気になっている受講者から飛んでくる質問です。2026年4月に課金方式が変わったこともあって、調べると情報が古いものと新しいものが混ざっていて分かりにくい。
CodexはOpenAIが出している、文字で指示するとコードを書いてくれるAIです。この記事は、2026年6月時点のCodexの料金の仕組みを、できるだけ素直に整理したものです。先に結論だけ言うと、まずPlus($20)で始めて、足りなくなったらPro($100)に上げる、の2段階で考えれば大きく外しません。
2026年4月に課金方式が変わった
まず押さえておきたいのが、2026年4月2日に課金方式が切り替わったことです。それまでは「メッセージ単位」(やりとりの回数ベース)でしたが、トークン単位のクレジット課金に移行しました。
トークンというのは、AIが文章やコードを処理するときの単位です。長い指示や長い出力ほどトークンを多く消費します。クレジットは、その使った量を測るためのポイントのようなもの、と思っておけば十分です。「何回送ったか」ではなく「どれだけの量を処理したか」で課金されるようになった、というのが今回の変更です。
月額プランの全体像
Codexは単体のサービスではなく、ChatGPTのプランに含まれる形で使えます。主なプランを並べます。
プラン | 月額 | 使用量の目安 |
|---|---|---|
Free | $0 | 限定的なお試し |
Plus | $20 | 5時間あたり10〜60のクラウドタスク |
Pro(5x) | $100 | Plusの約5倍 |
Pro(20x) | $200 | さらに多い枠 |
(2026年6月時点。最新の正確な料金はOpenAI公式で確認を)
表のクラウドタスクは、AIに任せてバックグラウンドで進めてもらう作業1件、というイメージです。Plusの枠でも、ふだん使いなら1日に数件から十数件くらいまでは回せます。
CodexはFree、Go、Plus、Pro、Business、Edu、Enterpriseと幅広いプランで使えます。ただしGoのような下位プランはクラウドタスクなど一部機能が制限されるので、まともに使うならPlus($20)以上が現実的です。本格的に毎日使うならPro(5x)の$100が目安、というのが私の感覚です。
クレジットを使い切ったらどうなるか
トークン単位の課金で気になるのが、「枠を使い切ったら止まるのか」という点です。
PlusやProのユーザーは、使用量の上限に達しても、追加のクレジットを購入すれば、プランを上げずに作業を続けられます。月の途中で重い作業が増えても、プランを丸ごと上げる必要はない、という設計です。
モデルごとにクレジットの単価は違います。たとえばGPT-5.3-Codexは、入力100万トークンあたり43.75クレジット、出力100万トークンあたり350クレジットと公表されています。100万トークンはおおよそ文庫本数冊ぶんの文章量です。出力のほうが単価が高いので、長い生成を繰り返すほどコストが膨らみます。
Claude Codeの料金と並べてみる
私の本業はClaude Code側なので、比較で見ておきます。
おもしろいのは、月額の刻みがよく似ていることです。Claude Codeも、Claude Pro($20)、Max($100の5倍枠、$200の20倍枠)という構成。Codexの$20/$100/$200とほぼ同じ階段になっています。
つまり「どちらが安いか」は、価格表だけ見てもほとんど差がつきません。同じ$100払うなら、どちらのモデルとツールが自分の作業に合うかで選ぶ。それが現実的な判断です。
私の研修先での説明の仕方
正直に書くと、料金表だけ見せても受講者はピンときません。なので私は「$20で始めて、足りなくなったら$100」というシンプルな2段階で説明しています。
最初の1か月はPlus($20)で十分なことが多い。毎日使い倒して上限に当たるようになったら、そのときPro(5x)に上げればいい。最初から$100や$200のプランを契約する必要は、ほとんどの人にはありません。
コストを抑える考え方そのものは、Claude Code側の記事も参考になります。
料金は変わる前提で見ておく
最後に。2026年4月に課金方式が変わったように、この分野の料金は半年単位で動きます。
私が一度やらかしたのは、古いブログの「メッセージ単位」の説明を信じて受講者に伝えてしまったこと。その後に課金方式が変わっていて、訂正する羽目になりました。料金の話をするときは、必ずOpenAI公式の最新ページを開いて確認する。これは毎回欠かさずやるようにしています。
まとめ
- 2026年4月2日、Codexはメッセージ単位からトークン単位のクレジット課金へ移行
- 主なプランはFree($0)/Plus($20)/Pro 5x($100)/Pro 20x($200)
- 上限に達しても追加クレジットを買えばプランを上げずに継続できる
- GPT-5.3-Codexは出力のほうが単価が高く、長文生成の繰り返しでコストが膨らむ
- Claude Codeの$20/$100/$200とほぼ同じ階段で、価格だけでは差がつかない
- まずPlus($20)で始め、上限に当たったらPro(5x)へ、の2段階で十分なことが多い
- 料金は半年で動くので、必ず公式の最新ページで確認する





