Claude Codeを毎日使うようになると、次に気になってくるのが料金です。私もある月の請求を見て「これ、もう少し下げられないか」と考え始めました。
その流れで触ってみたのが、Z.aiのGLMをClaude Codeの裏側に使う構成です。この記事はその記録です。
Claude Codeの料金が気になってきた
Claude Codeは、AnthropicのProやMaxといったプランか、APIの従量課金で使うのが基本です。料金プランそのものは別記事に整理しました。
がっつり使う人ほど、上位プランか従量課金になり、月のコストは無視できない額になります。「重い作業はそのまま、軽い作業だけ安く回せないか」と考えたのが、今回の出発点でした。
Z.aiという選択肢
Z.aiは、GLMというAIモデルを提供しているサービスです。GLMは中国のZhipu AIが開発しているモデルで、コード生成にそこそこ強いと評判でした。
Z.aiが注目された理由のひとつが、コード作業向けの低価格なプランを出したことです。Anthropicのプランと比べてかなり安い水準で、「Claude Codeの裏側をこれに差し替える」使い方が話題になりました。
GLMはClaudeとは別のモデル
ここは誤解しないでほしい点です。差し替えても、動かしている「頭脳」はClaudeではなくGLMになります。
Claude CodeというツールはAnthropic製のままですが、考えて文章やコードを書く部分は別のモデルに変わる。つまり「Claude Codeの操作感そのままで、中身は別のAI」という状態です。モデルが変われば、回答の質やクセも変わります。
このあたりの感覚は、ローカルモデルに差し替える話と似ています。
つなぎ方の考え方
Claude Codeは、接続先をAnthropic以外に向ける設定を持っています。
具体的には、接続先のアドレスと認証情報を環境変数で指定する。Z.aiはClaude Codeと互換のある接続先を用意しているので、そこへ向ければGLMで動き始めます。細かい設定値はZ.aiの公式案内に従うのが確実です。
ローカルモデルの時に出てきた「ルーター」のような中継ツールを別途はさむ方法もあります。
いずれにしても、一度設定してしまえば、あとはふだんどおりClaude Codeを使うだけです。
試してみた印象
正直な感想を書きます。
軽めの作業 — 文章整形、短いコードの修正、定型的な質問 — は、GLMでも十分こなせました。これらをGLM側に寄せられれば、コストは確かに下がります。
一方で、込み入った設計や、長い文脈を踏まえた判断は、Claude本体のほうが安定していました。私の感覚では、難しい仕事で同じ品質は出ません。ここはモデルの素の力の差なので、設定では埋められない部分です。
特に、複数のファイルにまたがる修正では、GLMは指示の解釈が少しずれることがありました。小さなずれでも、あとから直す手間を考えると無視できません。安さの裏で、確認の手間が増える場面はある、と頭に入れておくのが正直なところです。
どういう人に向くか
半年Claude Codeを使ってきた立場での見立てです。
向くのは、利用量が多くて料金を下げたい人、作業の大半が軽い定型処理の人、品質より回数をこなしたい場面が多い人。コストの効きは利用量に比例するので、ヘビーユーザーほど差が出ます。
向かないのは、重い設計判断が中心の人や、品質のブレを許容しにくい仕事の人。その場合は素直にClaude本体を使うほうが、結局は早い。私自身は、重い作業はClaude、軽い検証はGLM、という使い分けに落ち着きつつあります。
まとめ
- Z.aiはGLMというモデルを提供し、低価格なコード向けプランで注目された
- Claude Codeの接続先をZ.aiに向けると、裏側のモデルがGLMに変わる
- ツールはClaude Codeのまま、頭脳が別モデルになる構成
- 軽い作業はGLMで十分、重い設計判断はClaude本体が安定
- 利用量が多く料金を下げたい人ほど効果が出る
- 品質のブレを許容しにくい仕事は、素直にClaude本体が無難





