5月1日に v2.1.126 が出ていました。

地味なバージョン名ですが、中身を見ると「これは助かる」というユーザー目線の修正が並んでいます。今日はその要点を、非エンジニアでも分かる形でまとめます。

前回のv2.1.121の解説記事の続きです。

一番嬉しい新機能 — claude project purge

これが個人的には一番グッときた追加。

Claude Codeを長く使っていると、 過去のプロジェクトの履歴やキャッシュ がだんだん溜まっていきます。試しに作ったフォルダ、半年前に終わった案件、引っ越しで消えた業務の名残 — どれもClaude Codeは健気に履歴を持ち続けてくれているので、累積するとそこそこの容量を食う。

これを丸ごと整理するのが claude project purge

claude project purge ~/old-project

これで、そのプロジェクトに紐づく以下が まとめて削除 されます。

  • 会話の文字起こしログ
  • タスクリスト
  • ファイル編集履歴
  • 設定エントリ

全部削除する前に確認したい場合は --dry-run を付けます。何が消えるか先に表示してくれる。一気に消したい時は -y--yes、対話的に1個ずつ確認したい時は -i--interactive。プロジェクト指定なしで全部消したい場合は --all

私は週末に過去の試行錯誤プロジェクトを --dry-run で一覧してから、不要なものを -y で一気に削除する運用を始めました。 PCのストレージが地味に空く のが気持ちいい。

画像貼り付けで落ちなくなった

これは恐らく、誰もがどこかで遭遇していた問題。

スクショを撮ってClaude Codeに貼ろうとしたら、画像が大きすぎてセッションごと落ちる 現象がありました。Retinaディスプレイで撮ったスクショは2000pxを軽く超えていることがあって、それがそのまま渡されると処理が止まっていた。

v2.1.126では、 貼り付け時に自動でサイズを下げてくれる ようになりました。さらに履歴に残っていた巨大画像も自動で削除されて、リクエストが再試行される。

「画像を貼ったら反応が止まった」現象に何度か遭遇していた人は、これだけでも更新する価値があります。

OAuthログインがWSL2/SSH/Dev Containerで通るように

これはやや技術寄りですが、効く人には効く話。

claude auth login でログインするとき、ブラウザでOAuthの承認画面が開いて、コールバックでトークンが返ってくる、というのが通常の流れです。

ところが WSL2(Windowsで動かすLinux)、SSH接続中、Dev Container内 などでは、ブラウザのコールバックがlocalhostに届かなくて失敗するケースが多発していました。

v2.1.126では、コールバックが届かない場合に OAuthコードをターミナルに貼り付ける 別ルートが用意されました。これでリモート開発環境でもログインが通るようになります。

Windows改善 — PowerShellがファーストクラスに

Windows非エンジニアの方に朗報。

これまでClaude CodeのWindows対応は、Git Bashが入っている前提が強くて、PowerShell利用者は若干「2級市民」扱いでした。

v2.1.126ではこれが大きく変わりました。

  • PowerShell 7をMicrosoft Storeから入れた人、MSIで入れた人、.NETツールとして入れた人、全パターンを自動検出
  • PowerShellツールが有効な時は、Bashではなく PowerShellを主シェルとして扱う

これで「Windowsで素のPowerShellしか入れていない」人でも、Claude Codeが自然に動くようになりました。私の知り合いにもWindowsノートでClaude Codeを使い始めた非エンジニアがいて、これでだいぶ楽になるはず。

Macスリープ後の「Stream idle timeout」が消えた

これも地味だけど効く。

MacBookで作業中にスリープに入って、復帰した後にClaude Codeが「Stream idle timeout」というエラーで止まる現象がありました。長時間思考中に「考えすぎ」と判定されて、リクエストが落ちるパターン。

v2.1.126で2件まとめて修正されています。

  • スリープ復帰後のリクエスト中に発生していたタイムアウト
  • バックグラウンドや長時間思考中の誤タイムアウト

私は寝る前にClaude Codeを動かしっぱなしで席を離れることが多いので、これが直ったのは嬉しい。MacBookユーザーには関係深い改修です。

日本語表示のWindows問題も修正

これも見過ごせない修正。

Windows + 一部のターミナル設定の組み合わせで、 日本語・韓国語・中国語が文字化け する現象がありました。フリッカーを抑える描画モード(no-flicker mode)を使っていると発生していたバグ。

v2.1.126で修正済みです。Windowsで日本語UIにしている方は、文字化けで困っていた場合これが効きます。

v2.1.122 / v2.1.123 の小ネタ

v2.1.121とv2.1.126の間に、小さなリリースが2つ挟まっていました。

v2.1.122(4/28)の主な点

  • /resume の検索ボックスにPRのURLを貼ると、そのPRを作ったセッションを見つけられる
  • Vertex AI / Bedrockの「output_config: Extra inputs are not permitted」エラー修正

v2.1.123(4/29)

  • CLAUDE_CODE_DISABLE_EXPERIMENTAL_BETAS=1 設定時のOAuth認証401リトライループ修正(1件のみ)

v2.1.123はピンポイント修正リリース。普通のユーザーには影響少ないですが、エラーで困っていた方は救われた形です。

アップデート方法

いつも通り。

npm update -g @anthropic-ai/claude-code

claude --version2.1.126 以降になっていれば成功です。

まとめ

  • v2.1.126(5/1リリース)の主な変更点を整理
  • claude project purge — プロジェクト状態を一括削除する新コマンド
  • 巨大画像貼り付けの安定化 — 2000px超の画像でもセッションが落ちない
  • OAuth認証の改善 — WSL2/SSH/Dev Containerでもログイン可能に
  • Windows PowerShell対応強化 — Git Bash不要、PowerShellをファーストクラスに
  • Macスリープ復帰後のtimeout修正 — 寝てる間の長時間タスクが安定
  • 日本語表示の文字化け修正 — Windows + no-flickerモードの組み合わせ

派手な新機能はないですが、 日々の引っかかりを片付けてきている 系のリリースです。週末にでもアップデートしておくと、来週の仕事がワンランク快適になるはず。