Claude Codeのスキルを配るのに、毎回マーケットプレイス(配布所)を経由するのが少し面倒でした。最近の更新で、そこが一段ラクになりました。フォルダに置くだけで読み込まれるようになったんです。

スキルは、Claude Codeに特定の作業手順を覚えさせておく仕組みです。内部的にはプラグインという形で扱われます。この記事は、その読み込み方が変わった話を整理したものです。

何が変わったのか

2026年5月29日のClaude Code更新(v2.1.157)で、.claude/skills ディレクトリに置いたスキルが、マーケットプレイスを介さず自動的に読み込まれるようになりました。

これまでは、スキルを使うのにマーケットプレイス経由の手続きが要る場面がありました。今回の更新で、プロジェクトの .claude/skills フォルダにスキルを置けば、それだけで認識される。手続きが1つ減った、という地味だけど効く変更です。

フォルダに置くだけ、の意味

.claude/skills というのは、プロジェクトの中に作る、スキルを入れておく専用フォルダです。ここにスキルのファイル一式を置いておくと、Claude Codeが起動時に勝手に見つけて読み込んでくれます。

非エンジニアの方に説明するときは、「アプリに機能を追加するのに、所定のフォルダにファイルを入れるだけ」というイメージで伝えています。インストール作業のような身構える手順がない。

スキルそのものの作り方は、別記事に整理しています。

claude plugin init で雛形を作る

あわせて、スキル(プラグイン)の雛形を作るコマンドも追加されました。

# ターミナルで実行。.claude/skills 内に新しいプラグインの雛形を作る
claude plugin init my-skill

これをターミナルで打つと、.claude/skills の中に、必要なファイルの骨組みが自動で用意されます。ゼロからフォルダ構成を考えなくていいので、最初のとっかかりが速い。

私が試したときは、コマンド1つで雛形ができて、あとは中身を書き換えるだけでした。「どんなファイルを置けばいいんだっけ」と調べる時間がなくなった。

チームでスキルを共有するのが簡単になる

この変更がいちばん効くのは、チームでの共有です。

.claude/skills はプロジェクトの中にあるフォルダなので、プロジェクトごと共有すれば、スキルもそのまま全員に行き渡ります。マーケットプレイスに登録したり、各自がインストールしたりする手間がない。

私の研修先では、「議事録を整える」「日報のフォーマットを揃える」といった定型作業をスキルにして、.claude/skills に置いて配っています。新しく入った人も、プロジェクトを開けば最初からそのスキルが使える。教える手間が減りました。

マーケットプレイスが不要になったわけではない

ひとつ補足を。今回の変更は「マーケットプレイスが要らなくなった」という話ではありません。

広く一般に公開したいスキルは、これまでどおりマーケットプレイスで配るのが向いています。今回ラクになったのは、「自分やチームの中だけで使うスキル」を手早く回す部分です。社内用はフォルダ共有、世に出すものはマーケットプレイス、と使い分けるのが整理しやすい。

まず1つ、定型作業をスキルにしてみる

最後に、始め方の提案です。

いきなり凝ったスキルを作らず、まず自分が毎回手で頼んでいる定型作業を1つだけスキルにしてみる。claude plugin init で雛形を作り、.claude/skills に置いて、次の起動で読み込まれるか確認する。この一往復をやってみると、仕組みが体でわかります。

私も最初は「議事録の整形」だけをスキルにしました。1つ動くと、次に何をスキルにすると楽になるかが見えてきます。

まとめ

  • 2026年5月29日の更新(v2.1.157)で .claude/skills のスキルが自動読み込みに
  • マーケットプレイスを介さず、フォルダに置くだけで認識される
  • claude plugin init <名前> でスキルの雛形をその場に作れる
  • プロジェクトごと共有すればチーム全員にスキルが行き渡る
  • 一般公開はマーケットプレイス、社内用はフォルダ共有、と使い分けると整理しやすい
  • まず毎回手で頼む定型作業を1つだけスキルにしてみるのが近道