過去のやりとり(これをClaude Codeでは「セッション」と呼びます)を一覧から探そうとして、ずらっと並んだ英語のタイトルを前に手が止まったことはないでしょうか。私はよくあります。日本語で話しているのに、履歴の名前だけ英語というのが地味に不便でした。
2026年6月12日に出た Claude Code v2.1.176 で、この点が変わりました。セッションのタイトルが、会話で使っている言語にあわせて生成されるようになっています。日本語で話していれば、タイトルも日本語で付きます。
セッションのタイトルって何のこと
Claude Codeは、一度の作業のまとまりを「セッション」として記録しています。あとから claude --resume で一覧を開くと、過去のセッションが名前付きで並びます。この名前が「セッションのタイトル」です。
タイトルは自分で付けるものではなく、会話の中身からClaude Codeが自動で要約して付けてくれます。「請求書PDFの作成」「ブログ記事の下書き」のような短い見出しです。
ここが今まで英語で生成されていました。日本語で「請求書のPDFを作って」とお願いしても、タイトルは Create invoice PDF のような英語になる。1件や2件なら気になりませんが、10件20件とたまってくると、目当てのセッションを探すのに地味に時間がかかっていました。
何が変わったのか
v2.1.176では、タイトルが会話の言語で生成されるようになりました。日本語でやりとりしていれば、タイトルも日本語になります。
実際に試したところ、「家計簿アプリの設計を相談」のように、こちらが話していた内容がそのまま日本語の見出しになって出てきました。一覧をざっと眺めるだけで中身が思い出せる。探す時間が短くなったのを実感しています。
地味な変更に見えますが、過去のやりとりを資産として何度も見返す人ほど効いてくる改善だと思います。
言語を固定したいときは language 設定
会話によっては英語と日本語が混ざることもあります。そういうときに言語をぶらさず固定したいなら、language 設定を使います。
設定は、自分のユーザーフォルダの中にある ~/.claude/settings.json というファイルに書きます(先頭の ~/ は「自分のユーザーフォルダ」を表す記号です)。このファイルの場所や開き方が分からない人は、先に下の記事を見てください。
ファイルに次の一行を加えます。すでに何か書いてある場合は、波かっこ { } の中に足してください。
{
"language": "japanese"
}
値は ja のような略号ではなく、japanese という言語名で書く点に注意してください。これを指定すると、タイトルだけでなくClaudeの返事そのものも日本語に寄ります。英語で固定したいなら english です。
過去のセッションを呼び出す手順
そもそもセッションの呼び出し方を知らない人もいると思うので、あわせて書いておきます。
ターミナル(文字で命令を打つ画面)で次のように打つと、過去のセッションが一覧で出てきます。
claude --resume
矢印キーで選んでEnterを押せば、その続きから再開できます。直前のセッションをすぐ続けたいだけなら claude --continue のほうが速いです。会話の再開のしかたは下の記事で詳しく書きました。
更新は手元のバージョンを確認してから
この機能を使うには、Claude Codeが v2.1.176 以降である必要があります。手元のバージョンは次で確認できます。
claude --version
古ければ claude update で更新します。私の環境では数十秒で終わりました。更新でつまずいたときの対処は別記事にまとめてあります。
ちなみに、changelogを毎回英語で追うのは骨が折れます。タイトルが日本語になっただけで履歴が読みやすくなったように、こうした小さな日本語対応が積み重なると、非エンジニアにとっての心理的なハードルが少しずつ下がっていく。今回の変更は、そういう方向の改善だと受け止めています。





