Claudeに何かを頼むとき、「この資料を見て」「このページを参考にして」と、こちらが内容を貼り付ける場面が多くありました。2026年7月上旬の更新で、その手間が減りそうです。Claude Codeのデスクトップ版に、内蔵のブラウザが加わりました。

デスクトップ版に組み込みのブラウザ

新しく入ったのは、Claude Code本体のなかで開けるブラウザです。これまで別のアプリだったウェブ閲覧が、Claude Codeの画面のなかで完結します。

公式によると、Claude(Claude Codeの中で実際に作業するAIのこと)はこの内蔵ブラウザで、ドキュメントやデザイン、そのほかのサイトを自分で開いて、ページを操作できます。手元の開発中の画面を確認するのと同じ感覚で、外のウェブページも見られる、というイメージです。

なお、この機能はデスクトップ版で使えるものです。デスクトップ版そのものについては、こちらの記事が参考になります。

何がうれしいのか

いちばんの利点は、こちらが情報を運ぶ手間が減ることです。

これまでは「このページの内容を教えて」と伝えるとき、URLを貼ったり、本文をコピーして渡したりしていました。内蔵ブラウザがあれば、Claudeが自分でそのページを開いて中身を確認できます。人間が仲介しなくても、必要な情報にたどり着ける。

とくに、見た目やレイアウトが関わる相談で効きます。文字にしづらい「このデザインの雰囲気」を、実際のページを見てもらいながら進められるからです。

こんな場面で使う

具体的に効きそうな場面をいくつか挙げます。

  • 参考にしたいサイトのデザインを、実物を見せながら似た雰囲気で作ってもらう
  • 公開したばかりの自分のページを開いて、表示崩れがないか一緒に確認する
  • 手順の書かれたドキュメントを開いて、その通りに設定を進めてもらう

どれも、これまでは自分が画面を行き来して情報をつないでいた作業です。その橋渡しをClaude自身に任せられるようになります。

作ったものを実際に動かして確かめるスキルとも相性がよさそうです。

手元の画面を確認するのと同じ感覚で

この機能のうれしさは、公式の説明にある「手元の開発中の画面を確認するのと同じやり方で」という部分に表れています。

これまでもClaude Codeは、自分が作りかけているページを立ち上げて、その表示を確認する動きができました。今回、その確認対象が「外のウェブページ」にも広がった、という位置づけです。自分の作ったものと、参考にする外のページを、同じ画面のなかで並べて見比べられる。作る側と手本の側を行き来しながら進められるわけです。

気をつけたいこと

便利な一方で、頭に置いておきたい点もあります。

内蔵ブラウザでClaudeがページを開くということは、その先のサイトへ接続する、ということでもあります。社外秘の情報を扱っているときや、会社のネット利用に決まりがある場合は、どんなサイトを開かせるかに少し注意したほうがよい場面もあります。

とはいえ、開くページはこちらが指示するのが基本なので、勝手にどこへでも接続するわけではありません。ふだんの調べ物や参考ページの確認で使うぶんには、気負わず試して大丈夫です。

私が期待している使い方

正直に言うと、私はこれまで、参考サイトのスクリーンショットを撮って貼る、という作業をかなりの回数くり返してきました。画像にして渡す一手間が、地味に面倒だったんです。

内蔵ブラウザが安定して使えるなら、「このURLを見て、近い構成で作って」と一言で済むようになります。撮って、貼って、説明して、という3ステップが縮む。まだ触りはじめたばかりですが、資料を見せる作業が多い人ほど、恩恵は大きいと感じています。

画像を渡して相談する方法も、あわせて知っておくと使い分けられます。

見せて、任せる。そのやり取りが、また一つ滑らかになりました。デスクトップ版を使っているなら、次に参考ページを渡したくなったとき、内蔵ブラウザを試してみてください。