Opus 4.7が出てからこの1週間、「/context がまだ40%なのに autocompact が走る」 という現象に何度か遭遇していました。最初は自分の使い方が悪いのかと思っていたのですが、4月22日にリリースされた v2.1.117 のchangelogを読んで、原因がわかりました。

犯人は Claude Code側のバグ でした。Opus 4.7のネイティブコンテキスト1Mに対して、Claude Codeが200Kウィンドウで /context を計算していた、というもの。修正されたので、今朝からアップデートしたらスッキリ動くようになりました。

この記事では、その件と、同じ日のアップデートで地味に効いている変更を3つ、実際に触った記録として残します。

/contextパーセンテージが早すぎた問題

公式のリリースノート原文ではこう書かれています。

Fixed incorrect /context percentage calculation on Opus 4.7 (was computing against 200K context window instead of Opus 4.7's native 1M)

Opus 4.7は1Mトークンのコンテキストを扱える設計ですが、/context コマンドが表示するパーセンテージは 200Kを基準にしていた。つまり、実際には全体の8%しか使っていないのに、画面上は40%と表示される状態だったわけです。

Claude Codeは内部で「残り容量が一定を切ったら自動で要約して圧縮する」(autocompact)動きをします。この判定が200Kベースだったので、まだ全然余裕があるのに早めに圧縮が走っていた、というのが実際の影響でした。

私が実際に踏んだケースはこんな感じです。長めのコードベースを読み込ませて、まだ3〜4往復しかしていないのに「会話が要約されました」と出る。いったん文脈が短くなるので、続きでまた同じファイルを読ませ直すことになる。地味に効率が悪い。

v2.1.117へのアップデート後、同じ作業をやり直したら、/context の表示が2%〜5%から動かなくなりました。これでやっと1M設計どおりに使えるようになった、というのが実感です。

アップデート方法はこれだけ

macOS/Linuxのターミナル版なら、

npm update -g @anthropic-ai/claude-code

で最新版が入ります。claude --version2.1.117 以上(4/23以降は 2.1.118)になっていればOK。

デスクトップ版はアプリ内の自動アップデート通知に従えば問題ありません。私のMacではアプリを再起動しただけで反映されていました。

地味に効く3つの変更

/contextのバグ修正ほどドラマチックではないですが、毎日使う人にじわじわ効く変更も同時に入っています。

1. /model の選択がリスタート後も残る

これまでは claude を起動するたびに、プロジェクトで設定されたモデル(例えばSonnet 4.6固定)が優先されていました。自分でOpus 4.7に切り替えても、次回起動時には元に戻る。

v2.1.117 からは /model で選んだモデルが再起動後も保持されます。しかもスタートアップヘッダーに「このモデルはプロジェクト設定由来です」「マネージド設定由来です」と書いてくれるので、なぜこのモデルなのかが一目で分かるようになりました。

私は普段、ドキュメント執筆はOpus 4.7、短いコマンドラインの作業はSonnet 4.6と使い分けているので、この変更は地味に嬉しい。

2. /resume に「要約してから再開」オプション

長期間放置していたセッションを /resume で開き直すと、過去の文脈を全部ロードしてしまって、それだけで /context が埋まることがあります。これまでは全読み込みしか選択肢がありませんでした。

今回から、大きくて古いセッションについては「先に要約してから開きますか?」と聞いてくれます。要約を選ぶと、過去のやりとりがコンパクト化された状態で再開できるので、続きの作業がスムーズに入れます。

これは --resume フラグでも前から出来たのですが、対話的な /resume でも同じ挙動になった、というのが今回の変更点です。

3. MCPサーバー接続が並列化されて起動が速くなった

ローカルMCPサーバー(例えばファイルシステム系)と、claude.ai経由のMCPサーバー(例えばGoogle Drive系)の両方を設定している場合、これまでは直列で接続していたので、起動時に10秒〜20秒くらい待たされることがありました。

v2.1.117 からは 並列接続がデフォルト になり、接続完了までの時間が短くなっています。手元の環境では、体感で半分以下になりました。

4/23 にはもう次のバージョン(v2.1.118)が来ている

この記事を書いている4月23日、すでに次のバージョンがリリースされています。こちらで非エンジニア視点で効くのはこの2つ。

/cost と /stats が /usage に統合 月間の使用量やコストを見るコマンドが /usage にまとまりました。古いコマンド名もそのまま打てる(別名として残っている)ので、急いで覚え直す必要はありません。「あれどっちだっけ」と迷わなくて済むのは良い改善です。

カスタムテーマ対応 これまで /theme は固定のプリセット(light / dark / high contrast など)しか選べませんでしたが、名前付きのカスタムテーマを自分で作れる ようになりました。~/.claude/themes/ にJSONファイルを置いて配色を定義できます。自分の好きな色で画面が見られるのは、毎日使うツールとしては結構効きます。

まとめ

4/22〜4/23のClaude Codeアップデートで実感値が変わったところ。

  • Opus 4.7の /context が本来の1Mトークン基準で正しく表示されるようになった
  • 早すぎる autocompact に悩まされていた人は、まずアップデートを入れる
  • /model の選択がリスタート後も残る
  • /resume が古いセッションを要約してから開けるようになった
  • MCPサーバー並列接続で起動が速くなった
  • 4/23のv2.1.118で /cost/stats/usage に統合、カスタムテーマも解禁

Opus 4.7を使い始めたばかりで「なんか自動要約が多いな」と感じていた方は、今日アップデートするだけで世界が変わります。私は昨日の夕方から今朝までの差でかなり助かったので、まだの方はまず npm update -g @anthropic-ai/claude-code から試してみてください。